有名曲<アルファボイス流>ボイトレ徹底解説~8項目目~
まず、アルファボイスの大きな特徴の一つに「評価シート」というものがあります。入会されて一回目(初回)のレッスンの際に発声に関する10項目(高音、低音、音感、リズム感、呼吸、裏声の共鳴、地・裏切り替え、持久力、歌唱技術、経験)を項目ごとに測定をします。
測定した結果や生徒様の目標を見て、1年後どのレベルまで向上する見込みがあるか(又はどこまで向上できれば目標に近づけるか)を予測して発声項目ごとに目標を掲げます。
3カ月に一度、再度測定をして3カ月前の発声からどう変わったのかを実感できたり、入会して1年後の目標に対して次はどこを伸ばすべきかも評価シートを見て講師と一緒に話し合って頂きますのでしっかり計画と目標を持ってボイトレを行うのでレッスンの楽しさが倍増するのも評価シートのいいところです!(1年間絶対通わなければならないということではないのでご安心ください。
さて、このブログでは評価シートの10項目が歌にどう関係しているのかを項目ごとに解説していこうと思います。
今回の解説曲
男性曲:「奏」/スキマスイッチ
女性曲:「三日月」/絢 香
この2曲は生徒様の中でもかなり人気が高い曲ですが、なかなかうまく歌えないという声を多く聞きます。しかし!この2曲はポイントを一つずつ抑えていくだけで比較的すぐに歌えるようになる曲なのでオススメです!
【8】持久力
この「持久力」の項目では声に必要な筋肉を鍛えます。「声の筋肉?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、高い声をキープするにはそれに必要な筋肉が必要になります。歌は才能や遺伝と諦める方が多いですが、スポーツと似ていて発声フォームを正したり、筋肉をつけると上手くなります。
日本語は英語等に比べて抑揚が少なく、口をあまり動かさないのでも発音できるので声の筋肉が発達しにくいです。ですのでまだ声の筋肉が発達していない方は今から鍛えていきましょう!すでに高い声あ出る方も正しいフォームと高音をキープえきるようにさらにトレーニングしていきます。
基礎練習.1
<女性>3ラ-3シ-4ド-4レ-4ミ
<男性>4ド-4レ-4ミ-4ファ-4ソ
『う』の口で「い」と発声して音を上ってみましょう。
解説 :
音を繋げて上ってみます。高くなると顎が上がってしまったり、息が抜けてしまわないように音を一つずつはっきり発声しながら練習しましょう。
基礎練習.2
<女性>3ラ-4ミ
<男性>4ド-4ソ
『う』の口で「い」と発声して音を全部繋げてゆっくり上ってみましょう。
解説 :
今回は小分けにせず、男性だと3ラから4ミまで「い~~~~~」とサイレンのように繋げて上りましょう。上る途中で息が抜けたり裏声にならないように注意しましょう。
基礎練習.3
<女性>3ラ-4ミ-3ラ
<男性>4ド-4ソ-4ド
『う』の口で「い」と発声して音を全部繋げてゆっくり1往復してみましょう。
解説 :
基礎練習.2で上った音をそのまま下ります。息がなくなると下りがキープできなくなるので息のコントロールも意識しましょう。
基礎練習.4
<女性>3ラ-4ミ-3ラ
<男性>4ド-4ソ-4ド
全ての母音でゆっくり1往復してみましょう。
解説 :
基礎練習.3の練習を「い」「う」「え」「お」「あ」の順で(同じ高さで練習してみましょう。全てコントロールできたら音を上げていきます。
課題曲で応用してみます。
まずは課題曲の歌詞を全て『う』の口の「い」で歌ってみましょう。サビのはじめは裏声切り替えがあり、難しいので少し進んだフレーズでゆっくり応用してみましょう。
奏:「かなしい~うた~であ~ふ~れ~な~い~よう~に~」
三日月:「がんばって~いるからね~って v つ~よ~く~なるからね~って」
↑こちらのフレーズを「い」で歌います。
「い」で歌う際の注意点は基礎練習で練習したように全部の音を切らずにゆっくり繋げます。
次は歌詞で応用してみましょう。歌詞に変えるといろんな母音が組み合わさっているので基礎練習から少しずつ応用していきましょう。
声には「出せる高さ」と「コントロールできる高さ」があります。「出せる高さ」は1.高音で行ったように眉毛を上げて瞬発的に出える高さで、「コントロールできる高さ」は今回の持久力の基礎練習でゆっくり1往復できる高さのことになります。
高い声が出せる方もそれをコントロールできていない場合もあるので安定感を高めるために持久力も鍛えていきましょう!
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https://www.alpha-voice.co.jp/commentary/