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今から始める歌い手活動!②機材環境

最近ユーチューバー(youtuber)などのネットで音楽活動をする人が珍しくなくなりました。自宅のみで音楽活動ができるなんて近代っぽいですよね!すでにライブ等の音楽活動をしている方でもネットに自分の歌っている動画を上げることが主流になりつつあります。TwitterやFacebook等とリンクして不特定多数の人に手軽に自分の歌声を披露できるのですぐに活動を始められるが歌い手活動の魅力です。 

 

今回はこれから歌い手活動をはじめたい!という熱い情熱を抱いてしまった方に向けて音楽活動をスタートできるまでの流れを説明していきます。 

 

 

②機材環境を整える 

 

さて、これから歌い手になるあなたが、まず最初にすべきことは自宅の環境づくりです。最低限必要なものは… 

 

・PC 

・マイク 

・ヘッドフォン(イヤフォン) 

 

これだけあれば自分の歌をネットにアップすることができますが、もちろんさらに機材を整えていくと既に歌い手活動をしている方のレベルに近づくことができます。 

おそらくマイク以外はほとんどの人が持っているものですが、下記ではそれぞれ具体的に書いていきます。 

 

 

PC 

デスクトップ、ノートパソコンはどちらでも大丈夫です。最近ではスマホだけで歌ってみた動画をネットにアップできますが音質や、今後の作業量を考えると断然PCをお勧めします。 

自分で歌った歌をカラオケに乗せたり、声と声を繋ぎ合わせる編集をするためにDAW(Digital Audio Workstation)ソフトというものが必要になります。いわゆる作曲ソフトです。このDAWソフトがないとハモりや、フレーズごとの歌い直し等ができないため必須になります。有名なものはProtools、CUBASE、SONAR、Logic等があります。   Windows、Macのどちらか専用のものもあるので自分のPCによって扱えるソフトが違います。(私はProtoolcとLogiccを使っていますが、初心者の方はLogicが安くて分かりやすいのでオススメです) 

 

ただ、DAWソフトは基本的に作曲者向けに作られているソフト(カラオケの伴奏等も作れるようになっている)なので既にあるカラオケに自分の歌を入れるだけならコストを抑えてフリーソフトでも大丈夫です。 

 

フリーソフトのデメリットは種類にもよりますが 

・使用できるトラック数に限りがある。 

(トラックとは声の人数や音源の数だと思ってください。例えばトラック1:カラオケ伴奏、トラック2:メインの歌、トラック3:ハモりの歌 という数え方になります。) 

・録音する音や、完成した音が悪い。 

(正規版と変わらない音質のものもあります。) 

・保存できない。 

(アカウントを作ってネットに保存することはできます。) 

 

等があります。自分の歌をカラオケにいれるだけならフリーでも問題ありません。 

オススメはStudio One FREEです! 

http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/prime/> 

Windows、Mac両方で使えて、音質も正規版と変わらないので一度試しに自分の歌を録音してみてください。 

 

ちなみにパソコンでこういった作業をすることをDTM(desktop music)と言います。 

 

 

マイク   

歌を録音するために必要なものがマイク!ここまでは誰でもわかるのですがマイクといっても数種類あります。代表的なものは「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」です。  

「ダイナミックマイク」はカラオケのマイクと思っていて大丈夫です。歌手がライブで使っているものもほとんどがこれです。ただ、レコーディングではカラオケのようなワイヤレス(コードレス)は使わず、ワイヤード(ケーブルが刺さっているもの)を使用します。  

「コンデンサーマイク」はプロがレコーディングで使っているようにマイクスタンドに固定して大事に扱われていそうなものが「コンデンサーマイク」です。漫才師さんが使っているセンターマイク(サンパチマイク)ものがそうです。 

値段はピンキリですがどちらも1万円あれば初心者の方だと十分なものが買えます。プロが使用するものは数十万、百万円などするものもありますがまずはリーズナブルでいきましょう。 

 

ダイナミックマイクとコンデンサーマイク 

それでは初心者にはどちらがオススメなのか、これは人それぞれのコストのかけかたや需要の種類が違うのでメリットデメリットを見比べて選んでください。ちなみに、プロのレコーディングではほぼコンデンサーマイクを使用しています。 

 

ダイナミックマイクの特徴 

・電源が不要 

・コンデンサーよりこもった音になる 

・丈夫で壊れにくい 

・2000円程度の安いものも多い 

 

コンデンサーマイクの特徴 

・ファンタム電源というものが必要(オーディオインターフェースがあれば大丈夫です。※オーディオインターフェースについては後で書きます。) 

・ダイナミックよりクリアに鮮明に録音できる。 

・湿度や衝撃に敏感で壊れやすい 

・安くても8000円程度は必要。 

 

「まずは自分の歌をネットにアップしてみよう」だけならダイナミックマイクで十分録音できます。本格的に歌い手活動を始めたい方はオーディオインターフェースを用意してコンデンサーマイクで録音した方が既に歌い手活動をされているライバル達と肩を並べられます。ダイナミックマイクもオーディオインターフェースがあると基本的には音質が良くなります。 

 

オーディオインターフェース 

先ほどから何度か話題に出ているオーディオインターフェースについて簡単に説明しますと、マイクやスピーカーを一まとめにしてパソコンに繋げるものです。質のいいオーディオインターフェースになうほど音のクリアさや迫力が変わってくるので、良いマイクやヘッドフォンを購入したならオーディオインターフェースは必須です!(最近のものだとほとんどがUSBでPCに接続できるので簡単です!) 

オーディオインターフェースはDAWソフトを買うと付属で付いてきたり、逆にオーディオインターフェースを買うとDAWソフトがついてくるセットもたくさんあります。安いもので10,000円程度で購入できます。 

 

 

ヘッドフォン(イヤフォン) 

 録音する時にはスピーカーから音が出せないのでヘッドフォンが必要になります。レコーディングは長時間の作業なので耳が疲れないヘッドフォンを選ぶことも重要です。通常のヘッドフォンだとコードが短いのでPCやオーディオインターフェースに繋ぎながらだと立って歌うことができません。家電ショップでイヤフォンの延長コードも1,000円以内で変えるのでオススメです。 

 

 

その他にあったら良い機材 

 ・マイクスタンド(2000円程度) 

手でマイクを持つだけで雑音も録音されてしまうのでマイクスタンドは絶対あった方がいいです。 

 

・ポップガード(1500円~3000円程度) 

マイクスタンドに取り付けて息が直接マイクに当たらないようにするものです。これがないと歌った時に「ボッ」といった雑音が入りやすくなります。 

 

・ショックマウント(1500円~3000円程度) 

主にコンデンサーマイクに取り付けるものです。これがあると床の振動音(雑音)が録音されにくくなります。 

 

・モニタースピーカー(10,000円~) 

PCのスピーカーだとさすがに音が悪いので最低でも10,000円程度のスピーカーがあると気持ち駅にもきっとテンションが上がります。

 

 

つづく…(全9回) 

 

 

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