新宿にある ボイストレーニング | 個人レッスン(マンツーマン)のアルファボイスです。

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コーラス

コーラスというと『ハモる』イメージがあると思いますが

ハモるためにはまずはメインの音をしっかり歌える必要があります
 
なぜなら、軸となるメインの音を曖昧に覚えていると
ハモる音も不安定になってしまうからです。
 
よくあるのが、メインの音に引っ張られてしまって
気付いたらつられて同じパートを歌っている事です(^^)
 
学生時代に合唱の練習で同じパートのメンバーに囲まれて歌っていると
他の音につられにくかったと思うのですが
一人でハモリパートを歌うとなると音が取りづらくなった事があると思います。
 
同じ音の仲間が多いほど、安心して歌えるのもありますし
すぐ隣の人の音を聴きながら確認しながら歌えるので音が取りやすかったはずです。
 
できれば理想は、ハモリの音だけを覚えて練習してしまうよりも
メインの音を聴いてハモリの音を探せる事が大切です。
 
一番ハモリやすい音、メインの音に対して3度上の音で瞬時に音を取る訓練をしていきます。
そしてメインのメロディーラインを覚える事によって、ハモる音の予測ができるようになってきます。
そうなってくると、イメージでパッとハモること、そして最終的にはコーラスアレンジもできるようになってきます🎤
 
 
 
 
まずは好きな曲のサビに合わせてハモる音が取れるように練習してみてくださいね♪
 
 
 
 
写真はドキュメンタリー映画の『バックコーラスの歌姫たち』のワンシーンです。
実際アメリカで活躍されているバックコーラスのディーバ達の映画なのですが
是非、彼女達の歌声から夢とパワーをもらってください✨
 

ビブラート

ビブラートをかけて歌うと、曲に表情が出てきます。

全部ビブラートをかけて歌うとさすがにしつこいですが笑
まずは部分的にビブラートをかけてみることをオススメします♪
 
このビブラートをかけるタイミングもやはり感性が大切だと思います。
 
そして、既にビブラートができる方は曲のテンポに合わせたビブラートをかける練習をしてみてください!
ビブラートも曲のテンポの中で揺らしているリズムと一緒なので、
例えばアップテンポの曲でビブラートをゆっくりかけてしまうと
演歌っぽい雰囲気になってしまいます。
 
曲のテンポに合わせた速度でリズムを揺らすイメージでビブラートをかけてみましょう♪
 
マライアの『Without you』という曲があるのですが
ロングトーンとビブラートが印象的な曲です。
 
スローテンポで、しかもウィスパーボイスで4小節間息継ぎなしで歌うフレーズパターンが多く、肺活量も鍛えられる曲です!
もちろんビブラートの練習曲にもなります!
 
元はイギリスのバッドフィンガーという男性バンドの曲なのですが
カバーしてるマライアverがビブラートが分かりやすいです(^^)
 
ビブラートもかけ方が数パターンあるのですが、
どのビブラートをかけるにせよ、土台は一緒です。
 
まずはロングトーンでまっすぐ声を伸ばせるようにしてみましょう
できればテンポ80くらいに合わせて4小節間一定に声を伸ばす練習をしてみてください♪
それができたら土台がバッチリの状態です。
 
まっすぐ声を伸ばせているという事は、インナーマッスルを使って
腹式で声を支えられている状態です。
 
その支えをキープしたまま、上下に音を揺らす練習をしてみます。
初めはコツを掴むために、例えばソファ♯ソファ♯ソファ♯のように半音上下で
動く練習をしてみてください。
この時息を止めて音だけを追いかけずに、一定に吐いてる流れで音を揺らします。
 
ゆっくりの速度で一定のリズムで動かす練習を繰り返したら
だんだんテンポをあげて少しずつ早く動かせるようにしてみましょう♪
 
特にバラードで練習するのがオススメですよ🎤
 

トリル

トリルは歌唱技術の一つですが
R&BやSoulシンガーがフレーズの最後にフェイクっぽくリズミカルに音を動かしているのを聴いた事があると思います。
 
最近だと日本でもたくさんのアーティストがトリルを取り入れて歌われています。
 
昔はR&BやSoul musicのアーティストがやっているイメージでしたが
海外だとPopsの世界でもトリルをジャンジャン入れて歌われています。
 
ホイットニーの代表曲、映画ボディガードといえば
『I will always love you』
 
サビの「And Iーーーーー」が印象的ですね(^^)
 
こちらの曲は歌い出しからトリルの連発です。
トリルにもパターンがいくつかあるのですが、音の組み合わせが
3つ・4つ・5つ・6つなど様々あり、+リズムの動きも様々です。
 
音感・リズム感が完璧な方はイメージでトリルが出来ちゃいますが
適当になんとなーくやってしまうと、曖昧な音に着地しがちで
なんちゃって感が出てしまいます。
 
トリルの音がどこの音を通って階段のように降りているのか
一音ずつ確認する必要があります。
 
トリルもメロディと一緒だと思ってくださいね。
音の組み合わせも3度だったり、途中から4度に降りたり。
 
例えば3つの音を使ったトリルだったら、3つの音全てゆっくり辿ってみるといいですよ。
ゆっくり確実にトリルを繰り返し練習して、音の動きに慣れてきたら
徐々にテンポアップしていきましょう♪
最終的には曲のテンポでできるように、トリルをしつこいくらい繰り返し練習をして
パターンを体に覚え込ませていければ、あとはイメージでトリルができるようになってきます。
 
トリルの音が多いほど1音ずつ辿っているうちに迷子になる事もありますが笑
この迷子になる感覚は、今までの自分の中にない音やリズムの組み合わせで
ただ単に免疫がないだけです(^^)
 
なので繰り返し音慣れしていく必要があります!
 
そして、なんとなく出来てしまう方もこれを機に、完璧なトリルをマスターできるように繰り返し練習してみてくださいね🎵
 

ホイッスルボイス

ホイッスルボイスといえば、やっぱりマライア・キャリー!!
 
他にも数名いらっしゃいますが、真っ先にパッと浮かぶのはマライアなので
(私のアイドルってこともありますが笑)今日は彼女のホイッスルボイスについて
お話していきたいと思います。
 
ホイッスルボイス=笛のような音、ヤカンが沸騰した時のような音です。
ボイスというか、もはや音です(^^)
 
この声は残念ながら、みんながみんな出せるわけではありません。
練習を積み重ねて確実に出せるようになる方もいらっしゃいますし
マライアのように最初から出せちゃう方もたまにいらっしゃいます
 
当時のマライアは7オクターブの声域を持つと言われていましたが
このホイッスルボイスはグランドピアノの鍵盤の右端側の音になります。
実際は5オクターブの位置の音域になりますが、彼女はバリトン並に低い音域から声が出せてしまうので、7オクターブという表現になっています。
 
ホイッスルもそうですがバリトン並みの低音も女性では普通に出そうとしても絶対出ない声域です。
素晴らしい、本当にアメージングです笑
 
マライアはこのホイッスルボイスを曲に上手く取り入れて歌われています。
代表曲だと『Emotions』!!
私の大大大好きな曲です♪
 
一気に2オクターブ以上音が移動しまくる曲です。
1オクターブ移動する曲も難しいですが、マライアは自由自在に低音から超高音域へ移動するテクニックが素晴らしいです!
 
このEmotionsは5オクターブちょいの音域を使っています
1曲の中でどんだけ音域をつかうんだ!と驚きますよね。
歌い終わった後は腹筋背筋がバキバキになっているイメージですね
 
まさに奇跡の歌姫です✨
とくにEmotionsはホイッスルボイスがたくさん出てくるの
是非どんなもんか一度聴いてみてください♪
 

ウィスパーボイス

ウィスパーボイスは吐息混じりのようなささやき声のような発声方法です。
日本だと玉置浩二さんやEXILEやChara、最近だとAimerもウィスパーボイスを混ぜて歌っていたりします。
 
今年のグラミー賞主要4部門を受賞したBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)もほぼウィスパーボイスで歌っています。
どことなくけだるさがあるソフトな声で雰囲気がありますよね。
声を重ねて厚みを出したり、息づかいやハーモニーが独特でビリーワールド全開です♪
 
代表的な方で例えるとマライア、ホイットニー、ビヨンセ、ガガ、アギレラも
ウィスパーボイスを上手く曲に取り入れて、一曲の中で色んな声を使って表現される事が多いです。
 
よくあるのが1番のサビの高音部分はウィスパー気味に歌って
2番以降からウィスパー・ミックス・ベルティング・ヘッドを混ぜて歌って
Cメロ以降からベルティング・シャウトを上手く織り交ぜて歌う
後半にかけてどんどんダイナミックになっていく展開で
ラストの1フレーズでウィスパーに戻る、みたいな
歌い上げ系アーティストの表現方法は1曲中で様々な歌唱技術が炸裂しています笑
 
ビリーアイリッシュはグラミー賞主要4部門独占を女性で史上最年少の18才で叶えてしまうという素晴らしい才能ですが、
お兄さんのフィアネスと一緒に曲作りを行なっています。
このアルバムは実家のベッドルームで二人で曲作りをしていたそう
だからアルバムジャケットがベッドなんだって思いました😄
 
『bad guy』という曲は日本のドラマのテーマソングでも使われていたので
誰もが聴いた事があると思います。
 
ベッドルームから世界中へ!と思うと夢がありますよね。
確か宇多田ヒカルさんも昔は布団をかぶりながら曲作りをしていたと言っていました(^^)
 
ベッドルームはリラックスできる場所ということもあり、インスピレーションが湧いたり自分の世界観の中で曲作りができるのかもしれませんね。
 
ウィスパーボイスを出すには肺活量が必要になっていきます。
そしてここでも鼻腔共鳴も必要とされます。
しっかりと鼻腔に響く声をベースに息を少しずつ混ぜていく感じなんですが
男性なら玉置浩二さんを、女性ならCharaさんをイメージして練習してみてください(^^)
 
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