新宿にある ボイストレーニング | 個人レッスン(マンツーマン)のアルファボイスです。

有名曲<アルファボイス流>ボイトレ徹底解説

有名曲<アルファボイス流>ボイトレ徹底解説

 

まず、アルファボイスの大きな特徴の一つに「評価シート」というものがあります。入会されて一回目(初回)のレッスンの際に発声に関する10項目(高音、低音、音感、リズム感、呼吸、裏声の共鳴、地・裏切り替え、持久力、歌唱技術、経験)を項目ごとに測定をします。

 

測定した結果や生徒様の目標を見て、1年後どのレベルまで向上する見込みがあるか(又はどこまで向上できれば目標に近づけるか)を予測して発声項目ごとに目標を掲げます。
 

3カ月に一度、再度測定をして3カ月前の発声からどう変わったのかを実感できたり、入会して1年後の目標に対して次はどこを伸ばすべきかも評価シートを見て講師と一緒に話し合って頂きますのでしっかり計画と目標を持ってボイトレを行うのでレッスンの楽しさが倍増するのも評価シートのいいところです!(1年間絶対通わなければならないということではないのでご安心ください。

 

さて、このブログでは評価シートの10項目が歌にどう関係しているのかを項目ごとに解説していこうと思います。
 

今回の解説曲     男性曲: 「奏」 / スキマスイッチ
女性曲:  「三日月」 / 絢香

 

この2曲は生徒様の中でもかなり人気が高い曲ですが、なかなかうまく歌えないという声を多く聞きます。しかし!この2曲はポイントを一つずつ抑えていくだけで比較的すぐに歌えるようになる曲なのでオススメです!

 

1.高音
 ここで言う高音は「地声の高音」です。肝心な高音の出し方についてですが、一番効果的な発声法が実は一番単純で分かりやすかったりします。

 

 方法は眉毛を上げるこれだけです。眉毛を上げることによって鼻からも空気が抜けて高い声を出すことに適した発声に切り替わります。

 

 それではまず歌う前に眉毛を上げてみましょう。練習の方法は簡単、鏡を見てください。ただ、首回りも見えてほしいので手鏡よりは少し大きめのサイズがやりやすいです。鏡を見ながらまずは眉毛が上がるか試してみましょう。いかがでしょうか?上がりましたか?難しく感じた方は驚いた表情をしてみてください。それでも上がらなかったら写真を笑顔でとる時の表情や少し薄目でも挑戦してください。上がった方は次に進みます。

 

 次は眉毛を上げるタイミングで声を出してみます。「ま」で発声してみましょう。声を出す音程は少し高めの方が望ましいですが今は眉毛をタイミング良くあげられているかに集中して練習してみましょう。

 

 タイミング良く眉毛を上げれたら次は歌う時と同じくらい息の量(少し思い切って)で声を出しながら眉毛をあげていきましょう。何度か「まっ」「まっ」と細かく発声した後に「まー」と長めに声を出してみましょう。(その時も眉毛は上げっぱなしです。)もし手元にピアノがある方は 男性:ミ~ソあたり(思っているより高め) 女性:ソ~シあたりで練習してみてください。

 

 ある程度基礎練習を行ったら次はお待ちかね、曲で応用してみましょう!

 

課題曲のサビで今回やった眉毛を使っていきます。
「奏」(きみが~おと~なに~なっ~てくこの~せ~つが~)
「三日月」(き~み~が~いないよる~だって~so no more cry~もうなか~な~いよ~)
両方(きみが)始まりだったことは置いといてこの部分で解説します…笑

 

赤文字で記入した部分で眉毛をあげてみましょう。2曲とも裏声がありますが今回は地声だけに集中してクリアできるように心がけてください。どちらかというと「三日月」の方がわかりやすいです。眉毛を上げるポイントを覚えたら鏡で自分の眉毛を確認しながら歌ってみましょう。

 

そのときに下記ポイントを注意してください。
・眉毛と一緒にアゴまで上がっていないか
・首の横の筋肉がもりもり筋張っていないか
・裏声を使っていないか(裏声は別で行うので赤文字は全部地声で歌ってみましょう。

 

しっかりやり方が合っている方はこの時点で実感ができていると思います。
歌が苦手と言われる方のほとんどの原因が高い声が出せなくて歌える曲がないという方なのでこの「高音」は確実に抑えて頂きたいポイントです!

 

2.低音
 低音は女性だと苦手な方が多いかもしれません。しかし、ここで言う「低音」は単純に低い声が出せればいいということだけではなく、声の深みや地声の安定感にも繋がってくることなので男性の方も必見です。また、高い声はこの低音がしっかりできている人とできていない人とではボイトレの大きく関わってくるので高音を出したい方こそ低音の練習をしっかりするべきです!

 

 皆さん「喉を開けて歌う」という言い回しを良く聞くと思いますが、実際の意味や方法を理解されていない方がほとんどです。それもそのはず、目に見えないし手も突っ込めない部分のお話しなので「喉を開きなさい」なんて言われてもさっぱりだと思います。
 でもご安心ください。きっと皆さん1日1回以上は「喉を開く」行動(しぐさ)をとっています。知っている方もいるかもしれませんがそれはあくびです。あくびをしたことがある=喉を開けたことがある ですので、あくび経験者は次についてきてください。

 

 それでは「喉を開けて歌う」ことと「低音」はどういう関係があるか説明していきます。
分かりやすいのはアルファボイス講師や歌が上手な方のお手本を生で見るのが分かりやすいのですが、まずは基礎練習を踏まえて解説していきます。

 

 自分の喉ぼとけ軽く触れながら(触れるのは確認のためなので強く押したり、手に力はいれないでください)「ま」で少し高めの声からゆっくり低い声を出してみましょう。その時に喉ぼとけが下に下がっていくと思います。男性だとわかりやすいのですが女性は喉ぼとけが出ていないので触るより鏡で喉ぼとけを見る方がわかりやすいかもしれません。

 

下がらないという方は下記ポイントを確認してください。
・裏声で声を出していないか
・無理やり低い声を出そうとしていないか(ため息をつくように脱力して低めの声を出してみてください)

 

下がったという方はさらに正しい発声に近づけるために下記ポイントに注意してください。
・ベロが口の奥にいっていないか(ベロの先端を下の歯の裏につけっぱなしで声を出しましょう。)
・口が横に広がっていないか(横に広げると首の側面に力が入ってしまうのでアヒル口をしながら縦に口を開いてみてください。

 

そうです。低い声を出す時は喉ぼとけが下がるのです。というより、喉ぼとけを下げないと低音は出しにくいものなのです。

 

それでは喉ぼとけを下げる感覚をつかめた方はさっそく曲で応用してみましょう!

 

今回は両方の曲の低めのフレーズで見ていきます。
「奏」Aメロ    (いつも~のざ~わめ~き~ あた~ら~しい~か~ぜ~)
「三日月」Bメロ    (今にも泣き出しそうな空見上げて….あ~な~た~をお~もった~)
赤い文字で書かれているところで喉ぼとけを下げてみてください。(難しい方は力を抜いて溜息をつきながら歌うようにしてみてください。低音が安定するはずです。

 

いきなり曲のリズムで応用するのは難しいのでカラオケ等でテンポ(曲のスピード)を遅くしてゆっくりしっかり練習しましょう!

 

さて、ここからは上級者向けのお話ですが、「2.低音」の冒頭で書いた「高音での深み」についてです。喉ぼとけを下げると低い声が安定することはわかりましたが、単に低い音だけに使う発声法ではないのです。

 

声には 頭声(ヘッドボイス)・中声(ミドルボイス)・胸声(チェストボイス) という3つの発声があります。

 

頭声(ヘッドボイス):「1.高音」で説明した眉毛を上げた発声法のことです。頭声を使うと高い声が出しやすく声がクリアになります。なので高い声用の発声が頭声です。

 

中声(ミドルボイス):これは普段喋っている声の高さでよく使われている発声法です。といっても人それぞれ話す声の高さは違うのですが、3メートルくらい先の人に話しかける声だと思ってください。あまり意識しなくても大抵の方はこの発声法に近い声で普段会話しています。

 

胸声(チェストボイス):この発声こそ今回練習した喉ぼとけが大きく関わる発声になります。この発声は低い音を出しやすくなる効果がありますが、そこそこ高い音で喉ぼとけを下げるとどうなるか。上級者はやってみると実感すると思いますが、声が太くなり、オペラみたいな声になります。逆に喉ぼとけを上げていくと声が明るく若々しい声になります。つまり、喉ぼとけの位置で声の印象を変えることができるのです!ただ、高音で喉ぼとけを下げようとすると力みすぎて声が裏返ったり変な発声をしてしまって喉を傷めてしまう可能性もあるので無理のない高さで練習するか、できる人に見てみらいながら練習するのが安心です。

 

 余談ですがアルファボイスボーカルスクールの生徒様の中には声優志望の方が比較的多く通って頂けている理由の一つがこの発声をマスターするためだと言っても過言ではありません。もし普段喋っている地声にコンプレックスがある方は喉ぼとけの位置を変えてみてください。

 

例えば「普段の会話が暗く感じられて印象が悪い」「電話等で感じの悪い印象を与えてしまう」という方は喉ぼとけが下がりすぎていないか注意してみてください!(←意識して直せるのはかなり練習した方ですが…笑)

 

また、声の深みは喉ぼとけを下げることも大きなポイントの一つですが「息を声に混ぜる」ことができるとさらに癒しの声になります。そちらは「5.呼吸」でお話しするのでお楽しみに!

 

3.音感

 ついにやってきました。「音感」です。歌が苦手な方はこの単語を見るだけでギクッとくるかもしれませんが、ご安心ください。ここでは簡単で効果のある練習から上級者までレベルごとに書いていこうと思います。

 

 まず、ここで言う音感はピアノの音と同じ音が出せているか等の単純なものだけではなく、あくまで歌に必要な音感「自分の出したい音を声で出せるか」ということにも注意して練習します。歌が苦手な方は「いや、それどころじゃないッス…。」とへこまれるかと思いますが、実は音をはずす原因はほぼこれなのでとても重要な項目です。

 

 音を外してしまう原因は皆さま音感がないからと不安になり、発声がおろそかになり、そこから立て直せないという流れがほとんどです。自分が楽に出せる音の高さだとほぼ外さずに歌えているのにもったいない!と、良く思います。

 

 私は今までに何百人もの発声に出会ってきて、その内「本当に音痴なんです… 」と苦手意識を持たれている方も100人以上レッスンさせて頂きましたが本当に全く音がとれない方は未だに出会ったことがありません。自分が苦手な音域で歌うと音をはずしてしまうだけで普段喋っている話し声に近い音域だと必ず音がとれるはずです。この「苦手な音域」については他の項目で補ってもらいますのでこの「音感」の項目では自分の得意な音域での練習になりますので、音をはずしそうだな…と思われた時こそ眉毛や喉ぼとけに注意して発声に意識を向けてください!

 

 上級者の方も自分がコントロールできない音域になるとしゃくってしまったり、声がうわずったりしてしまうので正確にストレートに声を出すことに注意して練習してみてください。

 

さて、さっそく基礎練習に入りましょう。

 

今回はレベルごとに練習方法と練習例を書いていきますので自分がどこまでクリアできるか挑戦してみてください。

 

手元にピアノやキーボードがない方はスマホのアプリやPCのフリーソフトでもピアノの音が出るものがありますのでご用意ください。

 

基礎練習
※姿勢を正して(顎を引いて少し胸を張る程度)練習しましょう。姿勢が悪いと首に力が入ったり、息が長続きしません。

 

レベル1(初級)
<男性>3ド・3レ・3ミ・3レ・3ド   
<女性>4ド・4レ・4ミ・4レ・4ド 
これらの音をピアノと一緒に歌ってみましょう。
解説:
音階名の隣に数字がありますが、これはオクターブ番号と呼ばれるものになります。ピアノの鍵盤の中には同じ「ド」が複数存在します。あなたが押さえている「ド」から右側に白い鍵盤だけを8個進むと先ほどより高い音の「ド」があり、逆に左側に8個進むと低い「ド」があります。これをオクターブと言います。もしピアノに「C3」という表記があったらそれはここで言う「3ド」の意味ですので男性はそこから、女性はその右側に8個進んだ(一つ上のオクターブ)からスタートしてください。
実際合っているかどうかを私がしっかり確認しながら練習したいところですが、それは体験にお越し頂くしかないので(←宣伝)できる限り言葉で頑張ります。
発声の感覚的には<男性><女性>どちらも無理なく低すぎずといったところです。1対1で会話している時と近い音域なのでまずはここから練習しましょう。(間で息を吸ってもいいです。)

 

レベル2(初級)
<男性>3ド・3レ・3ミ・3ファ・3ソ・3ラ・3シ・4ド   
<女性>4ド・4レ・4ミ・4ファ・4ソ・4ラ・4シ・5ド
これらの音をピアノと一緒に歌ってみましょう。
解説:
レベル1と似ていますが今回は1オクターブに挑戦してみましょう。「ラ・シ・ド」あたりから高くて難しくなるのでこういう時こそ発声を注意します。ピアノの音を集中して聞くより発声です。「ラ・シ・ド」から「1.高音」でやったように眉毛を上げて息もしっかり吐いて声を出してみましょう。(<女性>は裏声を使ってもいいです)

 

レベル3(初級)
<男性>4ド・3シ・3ラ・3ソ・3ファ・3ミ・3レ・3ド 
<女性>5ド・4シ・4ラ・4ソ・4ファ・4ミ・4レ・3ド
これらの音をピアノと一緒に歌ってみましょう。
解説:
レベル2の逆で今回は下ります。最初から高い音なので「1.高音」の発声をキープしながら下がります。「ミ・レ・ド・」あたりで声を上ずらないように「2.低音」でやった喉ぼとけを少し下げてみましょう。

 

レベル4(中級)
<男性>3ド・3レ・3ミ・3ファ・3ソ・3ラ・3シ・4ド
<女性>4ド・4レ・4ミ・4ファ・4ソ・4ラ・4シ・5ド
これらの音をドの音以外(青文字)聞かずに歌ってみましょう。
解説:
ここから一気に難しくなります。最初と最後以外は音を聞かないので自分の力だけで1つ上のオクターブまでたどり着く練習です。一見簡単そうに思いますが実際やってみると意外と難しいです。コツは間で毎回息を吸って眉毛等を意識してゆっくり練習することです。流れや勢いをつけて練習しても細かいミスやどこで自分が音をはずしてしまうかがわからないのでゆっくり声をしゃくり上げずに練習してみましょう。
☆追加レッスン☆
このレベルがまだ余裕の方は<男性>は<女性>の高さで<女性>は<男性>の低さで練習してみてください。男性は「ラ・シ・ド」から裏声に切り替えて練習します。女性は低い音域なので喉ぼとけに注意です。

 

レベル5(中級)
<男性>3ド4ド3ド
<女性>4ド5ド4ド
これらの音をドの音以外(青文字)聞かずに歌ってみましょう。
解説:
レベル4で行ったことを1往復してみます。こちらも1つずつ発声を確認して少し高めキープを意識しながら練習してみましょう。

 

レベル6(中級)
<男性>3ド4ド3ド
<女性>4ド5ド4ド
これらの音をドの音以外(青文字)聞かずに、ブレスなしで歌ってみましょう。
解説:
レベル5で行った練習をブレスなしで練習します。自分の息が持つ程度のスピード(レベル5以前より早くていいです)で練習してみましょう。

 

レベル7(上級)
<男性>3ド・3ミ・3ソ・3シ・4レ・4ド
<女性>4ド・4ミ・4ソ・4シ・5レ・5ド
これらの音をドの音以外(青文字)聞かずに歌ってみましょう。
解説:
ドレミファソラシドを一つずつとばして歌います。ただ、ピアノの音をド以外聞かないので例えば「ド~。(レ~の音を頭で鳴らしてから)ミ~。」というふうに進みます。途中高い「レ」がでてくるところが難しいポイントです。この練習をアルファボイスでは「ソルフェージュ」と言います。

 

レベル8(上級)
<男性>3ド・3ファ・3シ・4ミ・4ド
<女性>4ド・4ファ・4シ・5ミ・5ド
これらの音をドの音以外(青文字)聞かずに歌ってみましょう。
解説:
レベル7では3度の幅(ド~ミは白い鍵盤ドを含めて3つ目がミなのでこの幅を3度と呼びます)でしたが今回は4度(ド~ファの幅)で進みます。

 

レベル9(上級)
<男性>3ド・3ソ・4ド・3ラ・4レ・4ド
<女性>4ド・4ソ・5ド・4ラ・5レ・5ド
これらの音をドの音以外(青文字)聞かずに歌ってみましょう。
解説:
今回は最大5度の幅でいろいろ混ぜ合わせてあります。ここまでクリアできれば十分に「音感」の項目は合格ですが、もちろんこれら以上に難しいものも可能なので興味のある方は「音感」を極めてみてください!

 

さて、基礎練習が終わったところでようやく曲で応用してみます。
レベル1~3の方はピアノと一緒にゆっくり
レベル4~7の方はピアノの音を聞かずにアカペラで歌います。

 

今回は歌いだしのメロディで練習します。
「奏」(か~4ド3ラ♯さ~3ラ♯3ファの~4ド4レ4ド3ラ♯
「三日月」(ず4ファ♯っと~4ファ♯4ミっしょ~4レに~4ミ4ラた~4ファ♯

 

いかがでしょうか?余裕のある方はしゃくらずにストレートに歌うように練習してみてください。

 

「歌や音感は生まれ持ったものだから~」と諦めてしまうのはとてももったいないことです。昔から大きな声を出す環境で育った人は声の筋肉があって幅広い音域が出せるので音感の練習をしてもスムーズにいきやすいですが、日本人はぼそぼそ喋るおしとやかな風習があるので声で使う筋肉が発達していない方が多いです。なのでまずは鍛えましょう!ある程度声が出るようになってから音感練習をした方が効率がいいので歌が苦手な方こそ音感うんぬんより発声をイメージしてください。

 

すでに歌える方は自分の出したい音をストレートに出せるように練習してみてください!

 

4.リズム
 リズムはおろそかにしがちの項目ですが、歌においてもとても大事な項目です。初級者はまずリズムよく歌詞を曲に当てはめられるように練習しましょう。中級者以上はビート(グルーブ)を理解してアクセント等を加えられるように練習していきましょう。

 

 リズム練習ではメトロノーム(クリックとも言います)を使いながら練習します。メトロノームというのは一定のリズム(テンポ)で音が鳴る機械です。テンポの数字は多くなると早く、少ないと遅いリズムになります。ちなみに豆知識ですが、この数字は1分間に何回音が鳴るかの数字です。なので「テンポ60(♩=60)」は1分間に60回の早さなので「1秒」ということになります。なので「テンポ60(♩=60)」と書いてあったら時計の秒針でもリズム練習ができます(笑)

 

メトロノームと言ってもスマホのアプリやPCソフトで無料で用意できるのでなんでもいいです!

 

 今回は基礎練習と課題曲応用練習をレベルごとに分けて解説します。

 

初級者向けレッスン
 歌うことに慣れていない方はリズムがとれずにどんどんずれて「自分がどこを歌っているかわからない問題」が生じてしまいます。その原因は「待てない」ことがほとんどです。どんどん早く歌っていってしまうので行方不明になってしまいます。初級者向けのレッスンでは待つことを練習しましょう。

 

初級基礎練習
レベル1.
立ちながらテンポ70のメトロノームに合わせて膝を軽く曲げ(座って足踏みでも可)、しばらく1.2.3.4とカウントしながらキープしましょう。

 

レベル.2
テンポ70で1.2.3.4の足は同じですが、さらに2.4.の位置に手拍子を加えます。
手拍子の時に足が止まらないように注意しましょう。

 

それではさっそくレベル.1か.2の状態で歌ってみましょう。わかりやすく「奏」はAメロ「三日月」はサビで応用してみます。

 

奏:「~いさつ~~まえつ~~ぐてとて~
三日月:「いないよ~~だて~」
赤文字の部分に足が来るように歌います。(レベル.2まで進めた方は2回目から偶数の順番で手拍子も入ります。)

 

「三日月」の方が言葉と同時に足がくるタイミングが多いのでわかりやすいですね。肝心なポイントは「~」の部分でしっかり次の言葉を待つことです。

 

中級者向けレッスン
 1.2.3.4で足踏みをしながら歌えた方は次に進みましょう。テンポに合わせて1.2.3.4の場所は「4分音符(4ビート)」といいます。中級者が次に進むレッスンは「8分音符(8ビート)」になります。8分音符は4分音符の隙間に一つずつ音が入ります。具体的には基礎練習をしながら説明します。

 

中級基礎練習
レベル.1
テンポ70で膝を軽く曲げ、1.2.3.4とカウントしながら、膝が伸びきった時に「and(「エン」と発音するだけでいいです。)」を言います。「1.エン.2.エン.3.エン.4.エン」赤文字はテンポの位置(足の位置)です。しばらく「1.エン.2.エン.3.エン.4.エン」を繰り返し言いましょう。

 

レベル.2
1.エン.2.エン.3.エン.4.エン」の「エン」の部分に手拍子を入れましょう。
足、手、足、手の順番になります。

 

それでは課題曲で応用してみましょう。
奏:「
三日月:「ない~」
赤文字の部分に足、青文字に手が来るように歌います。
歌になると急にできなくなる方がいるので少しずつ歌に応用していきましょう。

 

上級者向けレッスン
 基本的なリズムは「8分音符(8ビート)」で中級者向けレッスンと同じですが、ステップを踏みます。ステップといってもダンスのように難しいものではなく簡単なステップです。

 

上級基礎練習
レベル.1
テンポ70で1.2.3.4を足踏みしながら、左右に移動します。
「1.右足、2.左足」で右に移動、「3.左足、4.右足」で左に移動です。ここまでは割と簡単です。

 

レベル.2
レベル.1で左右に揺れながら「1.エン.2.エン.3.エン.4.エン」カウントして「エン」の部分に手拍子をしましょう。
これが結構難しいです。できないかたはメトロノームを消しての練習から初めてみてください。

 

1.    エン.2. エン.3. エン.4.  エン
右足.. 左足.. 左足.. 右足..」
「→→右に移動→→、←←左に移動←←」

 

応用は中級の練習と同じ
奏:「つ~
三日月:「ない~」
赤文字の部分に足、青文字に手が来るように歌いますが、今回は青文字にアクセントを入れて歌ってみましょう。

 

プロ級者向けレッスン
 こちらは文字にすると訳がわからなくなるので教室に来られた時にたくさん用意してあります。リズムに自信がある方でもすぐにできる方は未だに見たことがないという程のレッスンもあるので楽しみにしておいてください!

 

いかがだったでしょうか。「リズム」と簡単に言っても奥が深く、とても大事な項目になります。上級者になればなるほど呼吸(ブレス)のタイミングもリズムよく吸う技術等も増えてきますが歌を練習し始めたばかりの方は自分の声をリズムに合わせることから初めてください。背伸びせず、自分に合ったレベルから始めることをオススメします!

 

5.呼吸
  
 ここで言う「呼吸」はフレーズでの息遣いやロングトーンについてお話します。よし、ボイトレをはじめよう! と思い立った方はまずはじめに耳に入るボイトレワードは「腹式呼吸」ではないでしょうか。

 

体験レッスンでも 腹式呼吸がよくわかりません というようなお話を生徒様の方からよく話されます。が、腹式呼吸が歌にどう活かされるかピンといていないまま呼吸だけの練習しても歌うことを難しく感じてしまうだけであまりオススメしません。腹式呼吸はなるべく実践に近い練習を行っていきましょう。
 
 まず、レッスン中は体内の空気の流れをスムーズに口まで運びやすくするために、姿勢に注意しましょう。立って練習する方は 一度、爪先立ちをして肩の力を抜いながら戻します。(座っている方はここから)まっすぐ前を見て顎を少しだけ引きます。(ほんの少し胸を張る程度)
  
基礎練習.1
①姿勢を正したらまっすぐに息を吐きます。ここまでは何も気にしなくていいです。
(できれば声を出さない状態の息だけで「フー」ではなく、「スー」で吐きましょう)

②息を吐けるだけ吐きます。その時に姿勢が前かがみになったり、後ろに反っえしまったり崩れないように注意してください。

③息がなくなったらいよいよ吸います。見えないストローでゆっくり口から空気を吸います。この時に、肩が上がらず、お腹が膨らむと成功です。何度か①~③を繰り返しましょう。
 
  
基礎練習.2
基礎練習.1と手順は似ていますが、次は声を出しながら行います。
①「ウー」とロングトーンを出してみましょう。音の高さは男性:3ファ 女性:4ド※オクターブ番号は「3.音感」を参照 音が取れない方はなるべく高めを意識するだけでいいです。

②息がなくなっても音が下がっていかないように注意しながら吐ききります。声が切れて息だけになっても吐ききりましょう。

③吸い方は先ほど一緒です。これも①~③を何度か繰り返しますが、慣れたら母音を「ウー」「イー」「エー」「オー」「アー」の順で変えて練習をしてください。この母音の順番はだんだん口を大きく開く母音の順番です。
 
  
基礎練習.3
ここからはより実践に近づけて練習します。
①基礎練習.2と同じ高さの音で今回は言葉を繋げて練習します。「マーメーマーメーマー」と、ずっと同じ高さで「マ」と「メ」を繰り返します。言葉が変わる時に声が切れないように注意しましょう。声はずっと吐いている状態になります。

②マーメーマーの速度が速くならないように注意しながら吐ききりましょう。

③前回同様、肩が上がらないように注意しながら吸って①~③を繰り返しましょう。
  
  
それでは課題曲のサビで応用してみましょう。(「v」の位置で息継ぎをします)
  
奏:「君が大人になってくその季節が v 悲しい歌で溢れないように」
三日月:「君がいない夜だって v so no more cry もう泣かないよ」
  
「v」までの歌詞を基礎練習.3でおこなった練習のように言葉を繋ぎながら歌ってみましょう。
息がなくなってくると音が下に下がりがちになるので息を後出しで歌ってみましょう。
  
うまく歌えない方はメロディを歌わずに同じ音で歌詞の言葉を繋げてみましょう。
  
 いかがでしょうか?やってみると意外と難しいと思います。歌手の歌をよく聴くとフレーズ中は声を切らずに歌っています。難しく考えずに基礎練習でやったことを少しずつゆっくり曲で応用することがコツです。
 また、よく歌を上達させるために腹筋をする人がいますが、実は歌に必要な筋肉は外側の腹筋(アウターマッスル)ではなく、内側の筋肉(インナーマッスル)です。外側からお腹を締め付ける筋肉ではなく、お腹の内側から外に開く筋肉が必要になるのです。肝心な腹筋インナーマッスルの鍛え方は….上に書いてある基礎練習です!
  
6.共鳴
   
 「共鳴」と難しそうに書きましたが最初のステップは裏声です。極めていくと奥が深い項目ですが初心者の方は裏声をきれいに出せるようになることからはじめましょう。  

 

まず、裏声とは何か についてですが、ほとんどの人が普段の会話で使っている、割と低い声を地声と言います。裏声はディズニーのミッキーマウスの声みたいに高くて真の細い声のことを言います。 (女性は地声の声が高いので普段の会話から裏声で喋る方もたまにいます。

 

肝心な裏声の出し方ですが、まずは顔と口の中の形から裏声を出しやすい形を作ります。
①顎を少し引いて姿勢を正します。(下を向く訳ではないです)

②口を閉じて眉毛を上げます。

③口を閉じたまま歯を少しだけ開きます。

④その状態で力をいれずに自分が出せる一番高い音を出してみます。
  

裏声はでましたか?言葉で解説すると上記のようになりますが、男性も女性も普段から裏声を使って生活しています。例えば 女性が驚いたときの悲鳴、テンションが上がった時に出る「ヒャッホーイ」等の声(←今時ヒャッホイは聞かないかもしれませんが) 
  
さて、裏声が出た方はさらに響きを良くしていきましょう。
  

①アヒル口を作ります。(前歯が見える程度に)

②歯を少しだけ開いた状態で「う」の口を作ります。

③眉毛を上げられるだけ上げます。

④前歯の裏に息を当てるように裏声を出します。
(この時、気がシャーと抜けなければ正しい発声になっています。)
  

先ほどから眉毛をひたすら上げて頂いておりますが、眉毛を上げると鼻の奥が広がり、響きが格段に良くなるので鏡を見ながら練習すると良いです。
  
  
それでは曲で裏声を練習してみましょう。
  
奏:「きみが~おと~なに~なってくこの~きせ~つが~」
三日月:「き~み~が~いないよ~る~だって~so no more cry ~」
青文字の部分で先ほどの裏声を使ってみましょう。(「奏」は裏声の長さが短いので少し難しいです。
  
地声の裏声の切り替えについては次回「7.切り替え」で練習するので今回はゆっくり裏声だけに集中して練習をしましょう。難しい方は裏声を出す前に息を吸ってもいいです。
  
「奏」は 『な』 「三日月」はcryなので『ら』で両方『あ』の母音になります。
口を大きく開けて『あ』の母音を出すと首に力が入ってしまうので『う』の母音に近づけて実践してみましょう。(裏声が苦手な方は言葉を無視して『う』で挑戦してみましょう。慣れたらだんだん顎を開いていき、本物の言葉に繋ぎます。
  
  
 歌を自己流で練習されている方で良くあることは、余分な筋肉で自分の首を絞めて歌われる方が多いです。

 

声を出すことは紙飛行機を飛ばすことに似ています。紙飛行機はムキムキマッチョの人が大きく振りかぶっても上手く飛んでいきません。大事なのはリラックスした筋肉と角度です。声も同じで「ウォー」とガチガチに力を入れて叫んでもそこまで大きな声は出せません。そこで声にも角度をつけるためにこの「共鳴」の項目を伸ばしてもらいます。
 力を入れなくても大きな声や、高い声が出せるようになると声に余裕ができて安定して歌えるようになるのでかなり重要な項目です。
  
  
7.切り替え
  
  この項目は地声と裏声の切り替えになります。ある程度「地声」と「裏声」をしっかり出せないとうまく切り替えができないので全く歌が歌えない方は他の項目が安定してきてから挑戦してみてください。(特に6.共鳴)
 裏声切り替えあある曲は世の中にたくさんあるので歌える曲の幅を一気に広げるためにもスムーズに切り替えができるようになりましょう!
  
 今回も基礎練習はレベルごとに分けて説明します。
  

基礎練習
レベル.1
男性:4レ~、4ラ~、4レ~
女性:4ファ~、5ド~、4ファ~
口を『う』の形にして「い~(地)、ひ~(裏)、い~(地)」と発声し、青文字を裏声に切り替えます。
解説
「い~」で口を横に開いてしまうと首の横に筋肉のスジが入ってうまくいかないので『う』の口をキープしながら練習しましょう。
  
  
レベル.2
男性:4レ~、4ラ~、4レ~
女性:4ファ~、5ド~、4ファ~
アヒル口をしたまま「え~(地)、へ~(裏)、え~(地)」と発声し、青文字を裏声に切り替えます。
解説
先ほどのレベル.1を違う母音で練習してみましょう。口を開くだけで難しくなるので眉毛等のポイントを一つずつ思い出しながら挑戦しましょう。慣れたら『う』『お』『あ』でも練習してみましょう。
  
  
レベル.3
男性:4レ~4ラ~4レ~
女性:4ファ~5ド~4ファ~
口を『う』の形にして「い~(地)ひ~(裏)い~(地)」と発声し、青文字を繋げて裏声に切り替えます。
解説
レベル.1.2と同じ高さですが、音を繋げて切り替えをします。裏から地声が難しいので切り替え時に息を引いてしまって声が弱くならないように注意しましょう。
  
  
レベル.4
男性:4レ~4ラ~4レ~
女性:4ファ~5ド~4ファ~
アヒル口をしたまま「え~(地)、へ~(裏)、え~(地)」と発声し、青文字を繋げて裏声に切り替えます。
解説
いろんな母音で地声→裏声→地声を繋げて切り替えてみましょう。
  
  
レベル.5
男性:4ソ~4ファ~4ミ~4レ~4ド~
女性:5レ~5ド~4シ~4ラ~4ソ~
口を『う』の形で「い」と発声し、裏声から地声に切り替えます。
解説
高音で地・裏を切り替えます。地声と裏声の距離が狭いので地声でしっかり息を吐かないと支えられないので裏声より地声に意識を置いて切り替えましょう。
  
  
レベル.6
男性:4ド~4レ~4ミ~4ファ~4ソ~
女性:4ソ~4ラ~4シ~5ド~5レ~
口を『う』の形で「い」と発声し、地声から裏声に切り替えます。
解説
次は地声から裏声に高音切り替えです。ありがちなのが地声の3つ目で息の支えを抜いてしまい、音が下に外れてしまうのでフレーズはずっと一定の息を吐くように意識しましょう。
  
  
これも課題曲で応用してみましょう。
  
奏:「きみが~おと~なに~ってくこの~きせ~つが~」
三日月:「so no more cry ~もうな~か~な~いよ~」
青文字の部分で先ほどの裏声を使ってみましょう。
赤文字は注意するポイントです。
  
基本的なところは6.共鳴で行った部分と似ていますが今回は裏声だけではなく地声もしっかり注意しながらテンポ良く練習します。とくに裏声から地声に切り替えるときにしっかり息を送り込むことが重要です。
  
切り替えがスムーズにできるようになると上級者の仲間入りです!
  
  
8.持久力
  
 この「持久力」の項目では声に必要な筋肉を鍛えます。「声の筋肉?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、高い声をキープするにはそれに必要な筋肉が必要になります。歌は才能や遺伝と諦める方が多いですが、スポーツと似ていて発声フォームを正したり、筋肉をつけると上手くなります。

 

 日本語は英語等に比べて抑揚が少なく、口をあまり動かさないのでも発音できるので声の筋肉が発達しにくいです。ですのでまだ声の筋肉が発達していない方は今から鍛えていきましょう!すでに高い声あ出る方も正しいフォームと高音をキープえきるようにさらにトレーニングしていきます。
  
基礎練習.1
女性:3ラ-3シ-4ド-4レ-4ミ
男性:4ド-4レ-4ミ-4ファ-4ソ
『う』の口で「い」と発声して音を上ってみましょう。
解説
音を繋げて上ってみます。高くなると顎が上がってしまったり、息が抜けてしまわないように音を一つずつはっきり発声しながら練習しましょう。
  
  
基礎練習.2
女性:3ラ-4ミ
男性:4ド-4ソ
『う』の口で「い」と発声して音を全部繋げてゆっくり上ってみましょう。
解説
今回は小分けにせず、男性だと3ラから4ミまで「い~~~~~」とサイレンのように繋げて上りましょう。上る途中で息が抜けたり裏声にならないように注意しましょう。
  
  
基礎練習.3
女性:3ラ-4ミ-3ラ
男性:4ド-4ソ-4ド
『う』の口で「い」と発声して音を全部繋げてゆっくり1往復してみましょう。
解説
基礎練習.2で上った音をそのまま下ります。息がなくなると下りがキープできなくなるので息のコントロールも意識しましょう。
  
  
基礎練習.4
女性:3ラ-4ミ-3ラ
男性:4ド-4ソ-4ド
全ての母音でゆっくり1往復してみましょう。
解説
基礎練習.3の練習を「い」「う」「え」「お」「あ」の順で(同じ高さで練習してみましょう。全てコントロールできたら音を上げていきます。
  
課題曲で応用してみます。
  
まずは課題曲の歌詞を全て『う』の口の「い」で歌ってみましょう。サビのはじめは裏声切り替えがあり、難しいので少し進んだフレーズでゆっくり応用してみましょう。
  
奏:「かなしい~うた~であ~ふ~れ~な~い~よう~に~」
三日月:「がんばって~いるからね~って v  つ~よ~く~なるからね~って」
↑こちらのフレーズを「い」で歌います。
「い」で歌う際の注意点は基礎練習で練習したように全部の音を切らずにゆっくり繋げます。
  
次は歌詞で応用してみましょう。歌詞に変えるといろんな母音が組み合わさっているので基礎練習から少しずつ応用していきましょう。
  
 声には「出せる高さ」と「コントロールできる高さ」があります。「出せる高さ」は1.高音で行ったように眉毛を上げて瞬発的に出える高さで、「コントロールできる高さ」は今回の持久力の基礎練習でゆっくり1往復できる高さのことになります。

 

 高い声が出せる方もそれをコントロールできていない場合もあるので安定感を高めるために持久力も鍛えていきましょう!
  
  
9.歌唱技術
  
 1~8の項目をしっかり練習して基本的な発声が身についてきたら、それを「歌」にしていきましょう。この「歌唱技術」の項目では歌を上手く聞かせるために様々な技術を練習していきます。

 

具体的には
「母音アクセント」「しゃくり」「なげ/フォール」「トリル」「ビブラート」「こぶし」「フェイク」「ウィスパーボイス」「ミックスボイス」「ベルディング」等々…

 

基礎発声ができてからになるので初級者の方は他の発声が安定してから挑戦してみてください。
 さて、今回の歌唱技術では生徒様からの要望が多い「ビブラート」についてレッスンしていきます!
  
ビブラートとはどういうものか、知っている方も多いと思いますがわざと声を震わせる歌唱技術です。 ビブラートをかけると声に抑揚がつき、聴いている人を飽きさせない歌になります。
  
さっそくレッスンしていきましょう!
  
ヤギの真似をしてください。
  
?!!ってなりますよね(笑)
  
ヤギの「メヘヘヘヘヘー」はビブラートにとても似ています。
笑う時にも似ているのでヤギがイメージしにくい方は「メー」と声を出しながら小刻みに笑ってみてください。
  
それでは基礎練習に進みます。
  
基礎練習.1
「メーーヘヘヘヘ」
音は特に指定はありませんが少し高め(男性:4ド、女性:4ミくらい)で練習しましょう。
解説
「メーー」まではストレートに「へへへへ」はヤギの真似おしてみましょう。その時に音が下にさがっていかないように注意しましょう。「へへへへ」になると息の支えを弱くしてしまう方が多いので息を抜かないように注意しましょう。姿勢も崩れないように注意してください。
  
  
基礎練習.2
「メーーエエエエエ」
音を切らずに声を出したままヤギに近い発声をします。
解説
この発声がビブラートです。成功したら全部の母音でも練習してみましょう。
  
  
課題曲で応用してみましょう。
  
ビブラートはフレーズの終わりにかけるとかっこいいので今回はサビの最後で応用してみます。
  
奏:「ぼくは~さが~してたー~~」
三日月:「あ~い~し~てるからね~って v  ohー~~」
青文字で書いてある部分でビブラートをかけてみましょう。
注意点は音が下がらないようにすることと、息を引かないことです。
  
上級者向けの歌唱技術ですがいかがだったでしょうか?
何度も言うようですが歌唱技術はしっかりした発声ができてからこそ安定してできるものですので難しいと感じた方は8.持久力を中心に鍛えなおしてみてください!歌唱技術あ他にも「上手く聞かせる技術」がたくさんあるので楽しみにしておいてください!
  
  
10.経験
  
 この項目はアルファボイスの評価シートでは皆さん評価「1」からスタートします。経験はボイトレのレッスンをしていく他に、一人カラオケで練習したり、ライブ等で人前で歌う回数で向上していきます。メンタル面の話になりますが、どれだけ練習しても人前に立つ経験が少ないと緊張し、練習どおりの結果がでないことがよくあります。なのでこの「経験」は自分でいろいろな状況で歌ってもらいたくて10項目にいれました。もちろんアルファボイスでは経験を積む環境も整えてります!
   
 過去にはこんなものも開催しました。
  
αTRIAL:1曲勝負で歌唱力を競い合うボーカルコンテストです。採点項目は10項目の評価シートを使って点数をつけます。優勝者には賞金2万円!
  
αLIVE:毎回テーマを変えて歌う曲が変わるので一体感のあるライブになります。第1回目は「アニソン」でアニソン好きが集まり盛り上がりました。
  
αBATTLE:グループごとに点数を競い合います。このイベントではカラオケ採点も点数に含まれます。
  
親睦会:これはアルファボイスの生徒様とそのお友達が集まってその名の通り、親睦会を行います。一人一曲カラオケで歌う流れになるので人前で歌う第1ステップとして利用してください。(本当に歌が苦手な方は強引に歌わせないのでお気軽に)
  
レベルや目標によって経験すべきポイントが違うのでアルファボイスの講師、又はスタッフに相談しながら経験を積んで自信を持って人前で歌えるようになりましょう! 

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