新宿にある ボイストレーニング | 個人レッスン(マンツーマン)のアルファボイスです。

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シャウト

シャウト=叫び声ですが、実際は叫んでいるというより、叫んでいるような力強い声もしくは歪みのある声のイメージです。
 
ロックやヘビメタバンドなど、特に男性ボーカリストのイメージがあると思います。
あとはB’zの稲葉さんを思い出す方も多いと思います!
 
この叫んだような声をシャウトまたはスクリームとも言います。
 
私が1990年代〜2000年代によく聴いていたシャウトがカッコいいロックバンドがあります。
Korn(コーン)、SlipKnot(スリップノット)、LINIKIN PARK(リンキンパーク)。
この3バンドのボーカルのシャウトは最高にカッコ良く、しかもそれぞれのカラーがあります。
 
Kornのジョナサンはデスボイスもよく使いますが、ふにゃっとした声から急に力強いシャウトに切り替えたり、
ずーっと犬のように唸っている曲もあったりと、絶対マネできないです笑
声を楽器として表現しているイメージが近い方ですが、ロックという枠だけに囚われず曲によってHipHopの要素も入っていたり、
このバンドがミクスチャーというジャンルを生み出した感じですね。リンキンパークの世代がKornの影響を受けています。
こんなゴリゴリロックなのにバグパイプを演奏する曲もあります(^ ^)
 
今は亡きリンキンのチェスターは高音域のシャウトが非常に素晴らしいです。
特にハイトーンのシャウトをロングトーンしちゃう曲もあって迫力がすごいんです。鳥肌ものですね。
当時から既にリンキンはエモいって表現を使われていました笑
ラップから力強いボーカルに切り替わる瞬間もエモいですよ^_^
 
SlipKnotのコリィは歌唱力がズバ抜けています。
そしてバンドメンバー全員怖いマスクをかぶっているので、子供は泣くと思います笑
コリィはStone Sourというバンドのボーカルもやっているのでここでは顔を出していますが、SlipKnotではマクスの中で全力で歌っています。
シャウトもデスボイスもベルティングも力強くてカッコ良い声です
いつも叫んでるイメージですが(笑)バラードを歌わせたらめちゃくちゃいい声で歌うし上手いんですよ
 
この流れでシャウトの出し方のコツをお伝えしようと思ったのです
誤解を招く表現で喉を痛めてしまうと危険なので、心得だけお伝えしておきます笑
 
発声の土台作りがしっかりできるようになっていないとこの声を出すコツを掴むのは非常に難しいです。
仮声帯を使った歪みの音を入れるテクニックもあるのですが、なんだそれ?って思いますよね笑
歌を極めていく中で自然とシャウトを出したいと思った瞬間、部分的に出せちゃうこともあったりします(^^)
自分で探りながら喉が痛くならない出し方で練習できるとベストですね。
 
まずは自分が思うカッコいいシャウトをたくさん聴いてみてください♪
 
 

ヘッドボイス

ヘッドボイスとは名のとおり、頭声です。
頭に響く裏声ですが、主にオペラなど声楽で使われる発声法です。
 
このヘッドボイスはファルセットのような息が混じりがちな裏声よりも
息漏れのないピーーンと響く、まさに頭の真上から通り抜けていくような声です。
 
天使のようなイメージですかね笑
 
ポップスの世界でもこのヘッドボイスを主に使っているアーティストがおります。
ちょっとクラシック寄りではありますが、アイルランド 出身のグループCeltic Womanです。
『You Raise Me Up』は荒川静香さんのイナバウアーでも有名な曲なので皆さん一度は聴いたことがあると思います。
 
芯のある伸びやかな高音が印象的ですが、Sam SmithやAriana Grandeも高音域で
ヘッドボイスに切り替えて歌うことがあります。
 
クラシックの世界ではヘッドボイス一色で歌を表現しますが
ポップスの世界では色んな声を使えるので、部分的にヘッドボイスで歌ってみたり
どんどん取り入れてみてください♪
 
まずは「う」で高音の裏声を出しながら、眉毛を上げて鼻腔を広げるイメージを持ってください。
頭の方に声がガンガン響くように、余分な息が逃げないよう響きをギューっと集めるイメージです。
 
結構響くのでご近所迷惑にならないよう注意してくださいね笑
 
色んな声が出せるようになれば、一曲の中で色んな表現ができるようになります。
 
そしてこのヘッドボイスの息漏れのない声の出し方が、少しミックスボイスの響きに近いものがあります。
ヘッド寄りな響きのミックスから徐々に地声寄りのミックスを出す感覚が掴めてくる場合もあります!
コントロールして出せるようになってくると、歌がもっともっと楽しく感じますよ♪
 
声にはたくさんの出し方、種類があるので一つ一つしっかり出せるようになって
歌唱技術のテクニックを身につけていきましょう😃
 
 

エッジボイス

エッジボイスを伝える時に、私がよく例えるのが『呪怨ボイス」です(^^)
 
昔ホラー映画で『呪怨』のCMが真夜中にエンドレスで流れていた時期があったのですが
私は怖いのが苦手なのでCMでギリでしたが、
トイレから「あ゛あ゛あ゛あ゛とブツブツ途切れるような声がして覗いてみると・・
白塗りの男の子が・・・みたいなシーンを今でもすごく覚えています😨
当時初めてみた時、あ、エッジボイスって思いました笑
そしたら怖くなくなったんですよね(^^;)
 
呪怨を知ってる方ならすぐに伝わるのですが、若い世代の子にはいまいちピンとこないかもです笑
 
 
排水溝のゴボゴボいう音にも近いです。
 
そんな声、いつ使うの?とお思いでしょう。
実はこれも歌唱技術の一つとして多くのアーティストに使われています🎤
 
歌い出し、言葉の始まりにこのエッジの音を入れて出す方法なんですが
この声を取り入れて歌うと、感情がこもった感じに聞こえるんですね。
そしてちょっと切なさや色っぽさもあったりします。
 
日本人アーティストだと平井堅さんがよくエッジボイスを使われています。
歌い出し、第一声に注目して聴いてみてください。
 
このエッジボイスの出し方のコツは、「あー」と声を伸ばしながら
どんどん低い音まで下がっていってください。
もう低すぎて出ないってとこまで下りていってみましょう。
その下がったとこでブツブツ途切れるような声が出せていれば、それがエッジボイスです!
 
この時に喉に力が入らないようリラックスして行うことがポイントです。
 
これでできない場合は、息を止めて声を出してみるor息を吸ってあ゛と出してみるとブツブツした音が混じる声の感覚が掴めると思います。
 
実は歌唱技術のためだけではなく、力強い高音域を出したい方も
このエッジボイスの練習はオススメです。
 
高音で喉に力が入ったり、裏返りそうになる方はこのエッジボイスの練習で
声帯を閉じた状態をキープしたまま声を出す感覚を掴んで、最終的には
力強い高音を出せるようになっていきますよ。
 
声帯は肉眼では見えない位置にあるので、声帯を閉じるとか言われてもイメージできませんよね🤔
エッジボイスで筋力トレーニングしていると想像してもらって、いつか役立つ時がくると思っていただければと思います笑
 

ベルティングボイス

ベルティングボイスは、力強く息漏れの音がない、とにかくパワフルでダイナミックな声です(^^) 
 
この声の出し方は海外のアーティストに多いのですが、特に女性アーティストだと
例えば1曲の中で
1番はウィスパーボイスのように囁くように歌って
2番からだんだん地声を混じえてサビ・Cメロあたりでドカンと爆発力のある声で歌うイメージです。
 
私の大好きなマライアも曲の後半や高音域でベルティングボイスを使うことが多いですが
女性シンガーだとChristina Aguilera、Lady Gaga、Adele、Siaなど
男性シンガーだとBruno Mars、Ed Sheeran、Nickelback、Queenなど
 
男性だとハイトーンがベルティングで出してる方も多く、
特にロックバンドは大体ベルティングボイスを使ってる方が多いです。
ロックってそもそも力強い声で歌いますからね笑
 
パワフルなガツンとくる声の出し方です。
 
そして1曲の中で、特に盛り上がる部分だったり強く表現したいところで
このベルティングを使うとカッコよく、魂の叫びのように聴こえます。
前にお話ししたチェストボイスの胸に響く感覚がここで発揮されてきます!
 
声だけを聴くと少し叫んでるようにも聴こえそうですが、実際は叫んでるわけではなく、高音を地声っぽく力強く出すテクニックとでも言いましょうか。
胸の強い響きと地声の強い響きが必要になってきます。
 
そのためにもまずは胸の強い響きを意識して高音域を少しずつ出せるよう練習してみましょう♪
音のキーがどんどん上がっていくごとに、響くポジションが頭でもなく鼻でもなく
胸でキープするイメージです。
音が上がるごとに高い位置へと響きのポジションが移動せず、上に逃げそうになったら胸に引っ張り下ろすようなイメージです。
 
これもコツコツと練習する必要があるのですが、動画などをみてイメージするのもオススメです。
映画で『アリースター誕生』にLady Gagaが主演されていますが、
Always Remember Us This Wayの高音域やデュエット曲ShallowのGaga様のサビの出し方もまさにベルティングボイスです。
ガツンと歌う瞬間が来るので「あ、これか!」ってすぐ分かると思います♪
 
映画を見ながら是非研究してみてくださいね(^^)
 

ミックスボイス

ミックスボイスって、今でこそ知ってる方が多いと思いますが
約20年くらいにあるアーティストのデビューがきっかけで
この言葉がメジャーになり、現在のアーティストへも大きな影響を与えたと思います。
私が勝手に思って言っているだけですが(笑)
 
それはやっぱり、”宇多田ヒカルさん”ではないでしょうか!
 
デビュー曲『Automatic』で、日本中の誰もが「え?この人日本人?」と衝撃を受けたと思います。
声の出し方やリズム感やビブラートのかけ方など、、全てにおいて当時は新しかったんです!そしてなんと15歳とは思えない歌唱技術!!
今聴いても素晴らしいです。
 
First Loveなんて、10代であんな名曲を生み出しちゃうなんて・・
本当天才としか言いようがないです。
 
同じくらいの時期にMISIAさんや平井堅さんなどR&Bブームが到来しました。
 
そして本題のミックスボイスについてですが、
低音域から高音域(裏声ゾーン)まで声を上っていった時に100%裏声に切り替わらずに
地声と裏声が混ざったような響き(鼻腔共鳴)の発声方法です。
 
地声が出せる人は高音域で裏声を出す時に声質が100%裏声に切り替わると思いますが
ミックスボイスは、この切り替えの境目がなく、低音域から高音域まで同じ声質で出すことができます。
 
宇多田ヒカルさんはこのミックスボイスをカッコよく使いこなしています。
ご本人は当時、何も意識せず歌われていたと思います笑
才能ですねぇ〜♪
 
生徒さんの中でも、ミックスボイスを取得されたい方が多いんですが、
確かにこの声の出し方ができれば、何の曲でも使えるので便利っちゃ〜便利です。
 
鼻から顔の中央前面に鼻腔という空洞があるのですが
まずはここに声を響かせる練習をする必要があります。
 
ミックスは強い芯のある裏声を出すようなイメージもあり、
100%裏声側に引っ張られず、地声の要素もキープするような感覚なのですが
 
裏声が頭の方に響くイメージなら、ミックスは鼻(鼻腔)です!
喉の力は完全に抜けているけど、鼻腔に声が響くのをずっとキープしているイメージです。
この響きのポジションが頭の方に逃げちゃうと裏声になって
喉の方に降りてきちゃうと喉声の裏返りそうな感じになってしまいます。
 
ずっと鼻腔の響きをキープするために、まずはハミングを喉でうならず
鼻歌でずっと鼻腔の響きを感じてみてください。
このハミングの響きが息が混じったような響きから、徐々に息が抜けない強い響きで出せるように意識してみてください
 
極端にいうと、鼻で地声を出すような感覚です笑
 
急には取得できないので、じっくり確実に強い響きでハミングができるよう
練習してみてくださいね(^^)
 
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